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ソーラークォーツとカクタスクォーツ。そしてウルグアイのアメジスト


ソーラークォーツとカクタスクォーツ
スライスしてルースカットしたらよく似ているのでは?
違いがよくわからなかったので調べてみました。


ソーラークォーツ(アナンダライト、レインボークォーツ、アジャンタクォーツ)
・レインボーを内包(双晶のため?)
・カクタス状ではあるが、先端がポイントではない

スピリットクォーツ(カクタスクォーツ)
・レインボーを内包しない
・カクタス状の先端がポイント

※どちらもアメジストの一種(こちらが詳しいです


原石をよく見ると、スピリットクォーツは核心に水晶ポイントがあるので全然違いました。
ただ両方ともカクタス状に生えるので一見似ているように見えます。

さらに

ソーラークォーツは
・核心がアゲートやカルセドニーのため、とってもカラフル
・カルセドニーが抜け落ちて空洞化することも

原石はウルグアイ産のアメジストクラスターのようなクラスターでレインボーが入っている
それが成長するとカクタス状にニョキニョキ伸びる

スピリットクォーツは
・南アフリカ産がメイン。それ以外はカクタスクォーツと呼ばれている
・原石は核心が水晶ポイントなので、ソーラークォーツのようにスライスされたりしているものは今のところ見たことがない。原石で流通している

水晶ポイントにクラスターが群生して覆われている
ただし、母岩部分はブッケンハウトジャスパーと呼ばれるジャスパー質


実は今回ウルグアイ産のソーラークォーツとそっくりなものを発見しまして、ソーラークォーツとは呼ばれていないのですが、どう見てもソーラークォーツ・・・。調べてみた所、「ウルグアイ・スタラクタイト」として流通しているようです。

問い合わせてみたところ、ソーラークォーツという呼び名はスタラクタイトと同じく形状に対する名称だとか。確かに鉱物名でもありませんし、鉱物名としてはアナンダライトと呼ばれています。元々はレインボークォーツと呼ばれていたのですが、インドのアジャンタ石窟院のレインボークォーツをR・シモンズ氏が「アナンダライト」と命名。その前はアジャンタクォーツと呼ばれていたこともあったようです。こちらが詳しいです


鉱物的にはまだ謎が多いと言われてましたが、ウルグアイでそっくりなものが出ているので、やはり水晶なんでしょう。ただレインボーの仕組みがブラジル双晶によるものらしく、アゲートやカルセドニーを取り込んでパイプ状に成長するのも独特です。


ウルグアイといえば近年ハイクオリティのアメジストクラスターを産出することで有名ですが、「ウルグアイ・スタラクタイト」はウルグアイのアルティガスというブラジルとの国境沿いにあるアメジスト鉱山で採掘されているらしいです。なので、ソーラークォーツにそっくりなウルグアイ・スタラクタイトは、ホワイトアメジストともいえるアメジストの紫のないアメジストなのだろうと思います。またウルグアイではアナンダライトのレインボークォーツのような虹が出るアメジストも見つかっており、当店で販売済みのアメジスト・スタラクタイトにもソーラークォーツのような虹が入ってました。



DSC_0939_201902190109460fd.jpgDSC_6771.jpg

よく似てますよね。


今のところ当店にはインド産のものしか入ってませんが、今後ウルグアイ産のものも出て来るかもしれません。
(ただインド産の方が安価で今のところ枯渇してないので日本には入って来ないかも?)
それにしてもインドの専売特許だったソーラークォーツがウルグアイから出て来るのですから、びっくりですよねえ・・・


アメジスト・スタラクタイトも核心がアゲートやカルセドニー化しててとってもカラフル
両方ともアゲートやカルセドニーを水晶クラスターが覆っている。
なのでカクタスをスライスすると周縁部分が花のような水晶になる



ブラジルのスーパーセブンによく似たカコクセナイト入りのアメジストがインドからも出て来たりしますので、こういうのはメッセージ性があるのかなと思います。


スピリットクォーツに戻りますが、スピリットクォーツの母岩部分はブッケンハウトジャスパーと呼ばれるクォーツとジャスパーが分かれたまま共生している石で、メロディー女史のグランドフォーメーション・ストーンの一つに挙げられています。グランドフォーメーションというと仰々しい感じがしますが、複数の鉱物が形を保ったまま一つの石として新しいエネルギーを持つというもの。ケセラストーンやスーパーセブンなどが有名です。

ガーデンクォーツやインクルージョン・クォーツ、ジェムシリカなどの複合石、共生石の人気もこの流れの中にあるのかなと思います。ソーラークォーツやアメジスト・スタラクタイトも近いものがあるかもしれません。


スピリットクォーツ(カクタスクォーツ)は水晶ポイントにクラスターが群生しているので、原石でも形が整っていています。でもソーラークォーツの鉱物標本は芯のないパイプ状のものがニョキニョキ生えてて、モコモコしてまとまりのない感じなのです。だからカクタスクォーツのように原石で鑑賞するよりスライスしてルースカットしたものがよく出回っているのかなと思います。中身がアゲートやカルセドニーなら、ポイントに結晶化しているカクタスクォーツよりカットしやすいですしね。原石で出回っているのはウルグアイ産のアメジストクラスターみたいに表皮のクラスターだけのものが多く、そこに現れるレインボーを鑑賞するといった感じです。






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